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2017.02.27
日本古来の伝統構法で安心の家づくりを実現。木造住宅の仕組みを解説!
木造住宅を構成する仕組み
木造住宅といえば、一般的に在来軸組工法の家を指します。伝統の木造技術を受け継ぎ、柱・梁を組み合わせてつくる在来軸組工法の住宅は、誰にとっても馴染み深いものです。 しかし、現在の木造住宅は、壁や床の中に柱・梁などを隠す「大壁」のつくりが多く、在来軸組工法の構造自体は見えにくくなっています。耐震性・耐久性などを考える上で、住宅のつくりを知ることは欠かせません。この骨組みの上に、床・壁・天井・屋根などが張られて住宅は完成します。 骨組みを大別すると、基礎・軸組・耐力壁・床組・小屋組そして各部材の接合部と分けることが出来ます。
木各部分の働きと耐震性
「基礎」は住宅の重さを支えて均一に地盤に伝えます。「軸組」は住宅の枠組みとして働き、家具や人、住宅自体の重さ(重力)を支えます。「耐力壁」は自身や風などの横に押す力で軸組が変形しないよう抵抗します。「床組」と「小屋組」は、床や屋根を支えると同時に、自身の力を耐力壁に伝えます。そして「接合部」はそれぞれの部材をしっかりとつなぎます。地震に耐え、耐久性の高い住宅をつくるには、各部分に十分な強さを持たせることが大切です。特に基礎・耐力壁・そして接合部の強さが重要です。見える部分だけでなく、仕上がると見えなくなる構造にも、しっかりとこだわりたいですね。
良い家を建てるために「構造見学会」もオススメ
今回ご紹介した「構造」の部分は、あくまで完成してからでは目に見えない部分ばかりです。家づくりの大きな参考になる見学会は大きく分けて「完成見学会」と「構造見学会」の2つがあります。完成見学会では出来上がった住まいを見られるので、将来の暮らしを想像しやすいメリットが挙げられますが、構造などの住まいの強さに触れることが出来ません。 その点、構造見学会であれば家の骨組みから見ることが出来るので、その家の強さのヒミツを直に見ることが出来ます。アイムの家にお問い合わせ頂ければ、状況に応じて今建築中の住まいの見学が可能です。家づくりを検討中であれば、「完成してからでは見ることのできない」骨組みから見学しておくことがオススメです。