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2017.08.18

もっと地震に強い家にするためのキーワード「耐力壁」

基礎などの構造はもちろん、地震に耐える家にするには「壁」も重要な要素になってきます。 変形に耐える強い壁「耐力壁」についてご紹介します。 IMG_4911re

そもそも、耐力壁って?

建物は真上からの重さには柱や梁で支えることができますが、地震や台風など建物の横からくる力には弱いのです。 02_図1
そういった横からの力に耐える強い壁が「耐力壁」なのです。 耐力壁には、大きくは筋交いを入れたものと、合板などの面材によるものがあります。 どちらも、つくりに応じて強さ(壁倍率)が与えられていて、数字が大きいほど強い壁といえます。 02_図2
住宅の面積などで、必要な耐力壁の量は異なり、専門家が計算で算出します。 一般的には、地震で建物にかかる力は床面積に比例して増大し、2階よりも1階に多くかかります。 また、土塗り壁や瓦葺きなどの重い建物には、軽い建物よりも多くかかることを覚えておきましょう。

耐力壁は量よりバランス

建物には、2つの中心があります。1つは建物中心辺にある、重さの中心=「重心」。 もう1つが建物の堅さの中心=「剛心」です。 剛心は、耐力壁が建物全体でバランスよく配置されていれば建物平面の中心に、そうでないと中心からずれ耐力壁の多い方に偏ります。 地震の力は重心に作用し、その力により建物は剛心を中心に回転しようとするため、ねじれが生じるのです。 2つの中心「重心」「剛心」の位置が離れれば離れるほど、そのねじれが大きくなり、建物が大きなダメージを受けるのです。 02_図3
地震や台風などの自然災害に強く、毎日快適に生活できる住まいの性能はとても重要なポイントになります。アイムの家では、安心・安全な住まいづくりにも力を注いでいます。 アイムの家の中身がわかる別館ショールームで、アイムの家づくりをのぞいてみてください。