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2017.02.09
“ゾーニング”って?
住宅の設計をする場合は、最初から建物の形や部屋の配置を決めるのではなく、まず色々な可能性を探ります。このための作業を「ゾーニング」といい、各スペースのつながりや、日照・風通し・眺望など様々な要素を考えながら、何通りもの配置を検討します。
ゾーニングのイメージ

ゾーニングは「家族の居場所づくり」
ゾーニングは、家の中で一番面積が大きく重要なスペースとなる、居間や食堂などの「家族の居場所」から始めます。その部屋が庭などの外部かとどう向き合うか、個室や玄関とどう繋がるか、水回りやキッチンとの動線が、自分の家庭での家事の流れを反映しているか、どんな並びや繋がりが考えられるかなど、何通りも試してみることが大切です。玄関から入り、くつろぐ・食べる・寝る・家事をするといった生活行動がスムーズにできるよう、各部屋の役割と繋がりも意識してみましょう。
敷地を含めたゾーニングを
ゾーニングをする時に、同時に抑えていきたいのが、敷地に対して建物をどのように置き、どんな輪郭を持たせるかという点です。これは、日照や通風のあり方、隣の家や道路との関係、人や車の出入り、庭の位置と広さなど、建物と周囲の環境も含めて考え、検討します。